ぷーのすけは大学時代、卒業後の進路を決めなければいけないときに、一度目の前が真っ白になってしまい、思考がまとまらず、不安に駆られ、お先真っ暗の状態に陥ってしまったことがありました。
大学進学までは自分なりにやりたいことをみつけ、それに向かって突き進んでこれました。受験も、やりたいことをモチベーションにして、頑張ってくることができました。
自分がやりたいことを実現するには、大学院に行くことが必須でした。
しかし、大学生活後半に入ってしばらくしたとき、自分でやりたいと思っていたことに実際に触れてみたとき、自分の中で何故か違和感が生じたのを覚えています。
結局、今まで頑張って目標として突き進んできたことは、確かに興味はあったものの、自分の中では本当に心の底から好きとはいえないものだということに気づいてしまいました。
大学時代には色々経験したい、後悔のない大学生活を送りたい、などという思いから授業や予定、部活動、アルバイトなどにも積極的に参加しました。
今思えば予定をガンガンつめこみすぎて、それらをこなすことに必死になっていたと思います。
しかし、それらをこなしていくことに充実感はあったものの、タスクをクリアすることがいつしか目標となってしまい、自分自身の将来像や働くイメージは一旦置き去りにしてしまっていたように思います。
その結果、将来への不安や睡眠時間を疎かにするなどが響き、一度、燃え尽き症候群的なものに陥ってしまいました。そして、親には迷惑をかけてしまう結果になってしまったのですが、約1年近く休学させてもらうことになりました。
そして、改めて自分の将来としっかり向き合わねばと思い、自分がやりたいことに真摯に向き合おうとしました。
でも、今まで自分がしたいと思っていたことが実は違うかもしれないと自分自身で気づいたことで、自信を持ってこれが好きだ!という自信を新たに持つのはとても難しいことでした。
そんな中、自分にひとつの光の道筋を示してくれたのが、大学時代の自分のクラスの担任の先生でした。
担任の先生は自分の分野の研究が大好きで、いつもニコニコしながら気さくに話してくれる人でした。
ふと自分の現状を伝えに先生の研究室を訪れたところ、いつもと変わらず話をしてくれたのを覚えています。
好きなこともよくわからなくなってきたんです、、と先生にも正直に打ち明けたところ、表題のことばをいただきました。
「好きなものがわからない、、それなら、今まで違和感なく続けていたものを見つめてみたらいい」
自分が、これは好きだ!と自信をもっていえるものが好きなのではなく、日常生活や過去に自分が過ごしてきたなかでほぼ無意識レベルで違和感なく自然にやっていること、、それが自分の中で好きと言えるものだということでした。
好きなものは頭の中だけでいくら考えても、答えは絶対に見えてこなかったです。
しかし、過去に遡って自分がずっと自然にやってきてきたことを思い返していけば、それが自分の好きなことの発見につながる可能性に気づかせてくれました。
結果、自分のなかでしっくりくる好きなことに気づくことができ、今では自信を持ってそのことが好きだといえるようになりました。
当時の担任の先生、新しい気づきを教えてくれて本当にありがとうございました^^
ぷーのすけ